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伊娃的誘惑

2015年11月26日

クが出来ない


爽やかな汗と言いたいが、実際は人を殺そうと汲々(きゅうきゅう)としてかいた汗なのでどうかというところだ。
「しかし、体力だけで……は、この試験を乗り切ることは出来ないんだな」
アリーシュは膝に手をつきながら言った。
「もし体力だけが問題なら、中年や壮年の人は一発で不合格になるのだ。しかし実際は違う」
「アタマも必要ですからね。それと運。…しかし、体力って言うのなら」
エイリスがじーっとアリーシュの胸を見た。
「そのデカい胸は走るのに邪魔そうですね」
「失礼なんだな! セクハラだ!」
「全くよ。デリカシーのない男ね」
「本当のことを言ったまでです護肝食物
二人に文句を言われても、エイリスはけろっとしている。慣れたものだ。

だがふと、懐からフォークを出して溜息をついた。
「しかし、これは殺傷力がなくて困る」
「え?」
「何の話?」
「せっかく当たってもこれだけで試験者が死ぬ事は滅多にないから」
続いて、ミシェルの日本刀をチラリと見た。
「自分は本当はレイピアを使いたいんですけどね。……レイピアっ脫髮治療て何か分かります? 刺突用の剣ですよ」
「それはご丁寧にどうもなんだな。でも、それなら使えばいいのに」
「フォークみたいにストッんですよ。そもそも、自分は体力がありませんので。
本当は追いかけるより、待ち伏せたり、物を投げて攻撃した方がいいんです」
「じゃあさっき、それを投げれば良かったですのに」
ミシェルはツンとして言う。
「何故やりませんでしたの?」
「階段を上ってる最中ですよ。うまく彼に命中すればいいですが、そうでなかった場合跳ね返って、こっちにダメージがきそうじゃないですか」
「あら、そう王賜豪主席
「……しかし、エイリスもアリーシュも怖いのだ」  

Posted by 伊娃的誘惑 at 16:52Comments(0)

2015年11月24日

には時間があ

そうこうしているうち、彼より先に追っ手の方がバテたようだった。やがて荒い息をはき、ピタリと立ち止まった。しかし投げるのはやめず、やがて一本の鋭い刃が、逃げる彼の服を切り裂いて傷をつけた。
「いッ――」
彼は一瞬顔をしかめた。だが足は止めずに鑽石能量水傷を抑え、階段を下り、下の階に行く。
「はぁ、はぁ、はぁ――っ……」
 あいたドアからまっすぐ中に飛び込んだ。荒い息をなんとか殺し、追っ手がここまで追いかけてこないことを確認し、彼はここでようやっと休息を得た。
「あぁ、どうして」
ようやく、一息ついた彼。しかし落ち着いたところで、頭に浮かぶのは疑問符だけだった。
 だがそれも尤(もっとも)だ。こんな廃校の中、包丁を持った人に追いかけられるなんて。まずあり得る状況ではない。
 あの、包丁を持った子は何者だ。そして彼はどうして、こんな場所に足を踏み入れたのか。

 そのきっかけは些細なことだった。だがその『些細なきっかけ』に到達するまでの道のりは、彼にとって悲哀の連続だった。
 不純異性交遊もしない。悪い友達もいない。酒も煙草も万引鑽石能量水きもしない。学校での成績はいつも平均点より上をキープ。特に秀でていわけではないが、宿題はほぼかかさずやるし、真面目でズル休みもまずしない。
 彼は良くも悪くも『普通』な学生だった。が、先日、とんでもなく酷いことがおきた。
 それは人によっては「なんだ、そんな事」と言ったかもしれない。だが彼にとっては足元が崩壊しそうな出来事。
 まず一つは、返された模擬テストが、五教科、揃(そろ)いも揃って悪い成績でかえってきたこと。一番自信があった数学でさえ平均点と同じ点数で、あとは全部それより下。合計点は、彼の志望校にはとても到達していなかった。
 それでかなり凹んだが、あくまでこれは模擬のテスト。まだ本番までる。彼は「じゃあ、これからはもっと真面目に、心を入れ替えて勉強しよう」と思った。
 己の決心を強めるため、願書を提出するついでに、市役所にい鑽石能量水って戸籍もとってきた。  

Posted by 伊娃的誘惑 at 16:45Comments(0)

2015年11月20日

何人か犯人と

「う、ら、むわけっ……ない、でしょ……」
湧奈は勇気をだして伸羅を見た。が、伸羅の目はもう、完全に濁ってしまっていた。

 救急車が到着したのは、その三分ほどあとpretty renew 雅蘭のことだった。まだ、湧奈は嗚咽していて、伸羅の身体が運ばれると、静かに泣き出した。堪えていたものがあふれ出した。

 次の日の午後、伸羅の葬式が行われた。湧奈は会場に姿を現したものの、式が始まってしばらくすると、式場を出ていってしまった。修斗はその態度に腹を立てていたが、宏忠は
「今は、そっとしておいてあげよう」
と言っただけだった。

 突然起こった殺人事件、北郷伸羅の死は、BAKUの人々を悲しませ、また、恐怖させた。
6,推理
 事件から、一週間が経とうとしていた。湧奈は伸A霸數學教室羅が亡くなってから、一度も会社に出勤していない。
「……っ!」
 アタシがいつも通りに出社していれば……。
いや、それ以前に、ずっと二人で行動していれば、あの時、伸羅はアタシを待ってたはず……それなのに!

 一方、BAKU本社では、警察による捜査によって、思われる人間があがってきていたが、特定するまでには、まだ時間がかかりそうだった。
「……他に、何か気になった点はありませんか?本当にちょっとしたことでもいいんです」
宏忠は、同じ質問を何度もされていた。
「昨日もお話したように、もうそういうことはありません」
「……では、笠石さんを呼んでもらえませんか?」
「彼女は……」
 できれば、今呼び出したくない。
「笠石さんが、最初に北郷さんを発見したと聞きましたが……」
しかし、宏忠の様子に気づき、警官、古谷pretty renew 雅蘭悟(こたにさとる)は口を噤んだ。
「……」
部屋が重い空気に包まれた。
  

Posted by 伊娃的誘惑 at 11:05Comments(0)